はじめまして、Progateの村山です。エンジニアとして働いてから10年以上経ちました。 本記事はProgateAdventCalendarの22日目の記事です。
普段はSREチームでProgateの開発や運用を支える仕事をしています。
当初はコードレビューのガイドラインを整備した話を書こうと思ったのですが、内容がめちゃくちゃ長くなってしまう上、めちゃくちゃつまらない内容になったので、改めて書き直して別の機会で紹介できればと思います。
今回の記事では、微妙に流行ってないけどエンジニアリングに関わる人におすすめしたい本を紹介しようと思います。
これらは私個人がおすすめする本で会社として推薦しているものではないです。また、おじさんなので全体的に本の内容が古いです。
ゼロからトースターを作ってみた結果
表題の通りと表示の出落ち感が半端ないですが、トースターの部品を素材の収集から作り失敗するまでの過程が書いている本です。数ドル程度で売っているトースターを作るために、いろんな鉱山を回って手に入れたり、通貨を溶かして手に入れたりします。(通貨を溶かすのは世界共通で犯罪なので辞めましょう)
31バイトでつくるアセンブラプログラミング ~アセンブラ短歌の世界~
5・7・5・7・7のアセンブラでプログラムを書くという面白い本で、末尾が同じ命令になってると韻を踏んでいるようで芸術点が高いらしいです。 アセンブラ短歌については以下のスライドに詳しく書いています。
また本自体は真面目な話で、CPUによって命令セットが異なる特徴を解説してたり、GDBでデバッグするところなどもあるので、アセンブラの勉強としては良いかもしれません。
アセンブラの入門書はたのしいバイナリの歩き方ややねうらおさんの本もおすすめです。
アカマイ 知られざるインターネットの巨人
GEEKなページの作者のあきみち先生が書いたAkamaiの本です。 インターネットの仕組みやCDNという概念を丁寧に解説しているので、インターネット=ブラウザみたいな認識しかない人にもおすすめです。
プログラマが知るべき97のこと
プリンシプルオブプログラミングやリーダブルコードと同じようなルールや法則性を具体例を添えて紹介されてます。内容は全文インターネットに無償公開されてるので誰でも読むことが出来ます。
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HACKERS - スティーブンレビー
ハッカーと画家のようなIT史を書いてる本の中ではなかなか好きな本です。 最近の本は2000年以降の話が多いですが、この本はそれよりも前のコンピュータの黎明期時代について広く書かれていておすすめです。
誰のためのデザイン?
デザインの古典です。アフォーダンスの話やヒューマンエラーの話など認知心理学の基本が書かれてる本です。 エンジニアにも是非読んでもらいたい本の一つです。改訂版が出たようで読みやすくなってるそうです。全然微妙じゃないですね。
SOFTSKILLS
出始めた頃はよく耳にしましたが、考え方が浸透されてきたのか多様化したのか最近はあまり聞かなくなりました。 個人的にはエンジニアのキャリア教本として一番気に入ってます。
科学的に正しい筋トレ 最強の教科書
筋肉をエンジニアリングする本です。まずはじめに論文の読み方や信ぴょう性に関する説明が書かれています。 エビデンスの書き方/読み方の参考例として全人類に読んでほしい1冊でもあります。
MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣
決算書の入門解説本としておすすめしたいです。 IT業界を題材にしているのでエンジニアならとっつきやすい内容です。
まとめ
最近フィーチャーされてなさそうな本を紹介しました。中には古典の本とかもあるので若干詐欺かもですが、もし読んだこと無いタイトルがあって興味あれば是非読んでみてください。
明日は kuon609 さんの ”ProgateのDesign Principles(デザイン原則)を作成しました” です。 お楽しみに!